いつもお世話になっている豊橋のディーラーさんからバンパー、ヘッドライトの修理依頼が来ました。
いつも、このディーラーさんは保険での修理が多いのですが、今回はお客さんの自腹なので出来るだけ安く修理する事は出来ない?と相談を受けたので、どんな感じか聞いてみると
バンパー修理と、ヘッドライト修理でお願い!
ヘッドライト交換になると部品代金だけで3万や4万は軽くかかってしまいます。安く修理することは出来なくなってしまう為、一度現状をみせていただきました。
目次
スペーシアのバンパー、ヘッドライトの現状は?安く修理できるの?
東栄自動車の場合は、バンパー修理は形さえ残っていればほとんどが修理可能なのですが、ヘッドライトの修理は現状を確認しないと何とも言えないので、お客さんが来店したときに、見積もりを取りにディーラーさんまで伺って見積もりを出させて頂きました。
現状は、フェンスに擦っただけで、バンパーは問題なく、ヘッドライトは取り付け部分の折れもなく、レンズ面に傷が入っただけと、共に修理可能な状態でした。
そう伝えると、お客さんも、ディーラーさんも安心していました。
お客さんは傷をつけてしまったショックと、慌ててしまっているため、そんなに酷くない症状でもひどく考えがちです。
事故してしまった場合、落ち着いてわかる人に見てもらった方が安心できますね。
先ずは、スペーシアのバンパー修理
先に、時間のかかるバンパー修理からやっていきます。
フェンスの緑色がついていてひどく見えてしまいますが、シンナーや、シリコンオフ、除光液でこの緑色を落とすことができます。一緒にこちらも見てください
緑色が消えたことによって、傷の具合がしっかりわかるようになります。
このバンパーを修理は、バンパーには凹みもなく、削れて傷になっているだけでした。
バンパーの修理の基本は形を整える
修理方法は、傷を均等に研ぎ落して、傷の底まで削りながら形を整えていきます。
今回は、全体的に傷も浅く180番のペーパーで削り落として、320番のペーパーで仕上げます。このような感じに仕上がります。
傷が深すぎた所はパテを使って整形して形を整えます。
この状態で、しっかりとした土台を作らなければ塗装したときに綺麗に仕上がらない為、慎重に作業しなければなりません。
もし、バンパーが変形していた場合は、ヒートガン等で熱を加えながらバンパーを修正していきます。その時に凹みをしっかり修理することで仕上がりが良くなります。
バンパーの塗装前には必ずサフェーサーを入れること!
バンパーの傷を研ぎ落したら、サフェーサーという下地を入れます。
サフェーサーの効果と入れる理由は、
- 研ぎ落したバンパーの細かい毛羽立ちを抑え込む
- 塗装前の形の確認
- パテの塗料吸い込みの防止
- 細かい傷をサフェーサーで埋める
- サフェーサーは無彩色で色のトマリが早い
- 肉厚で、適正膜厚まで引き上げる
- バンパーをペーパーで削ると細かく毛羽立ち、そのまま塗装することはできません。そのまま塗装するには、1500番位までは引き上げていかないと塗装することはできません。そこまでもっていっても、塗膜と、バンパーの下地の段地が出でしまい、絶対に綺麗には仕上がりません。
- サフェーサーは塗装前の形の確認で、サフェーサーを塗装することによって整形したバンパーの形がよくわかります。まだ形がしっかりしてない場合は肉厚なサフェーサーをパテの代わりにして再び形を整え、またサフェーサーを入れます
- パテは、顕微鏡等で見ると、スポンジの様に沢山の穴が開いています。そのまま塗装すると、その穴に塗料が吸い込まれて、上塗りの艶引きにつながり綺麗に仕上がりません。
- 肉厚なので細かい傷なら埋めることができる
- サフェーサーは無彩色という色で、メーカー的にはどんな色にも染めやすい色で配合されています
- 適正膜厚というものがあり、補修する時でもある程度の膜厚があった方が綺麗に仕上がる。しかし厚すぎはその後のデメリットもある
スペーシアのバンパー塗装!
サフェーサーまでが一般的には下地と言われる部分です。
その次は塗装、上塗りです。
調色をして、ボディに色を合わせます。調色は奥が深すぎるので調色の話はまた今度に……
塗装専用ブースにて塗装していきます。
1回目はサフェーサーまで
2回目はサフェーサーから10cm超えたところまで
3回目は2回目から10cm超えたところまで
この様な感じで徐々に徐々に染めていき、グラデーションを作る感じで塗装します。色は調色していて、限りなく近くなっているので、グラデーションの境目は、ほぼわからなくなっています。
色が塗れたら、最後にクリアを塗装して、艶を出したら完成です。
塗りたてのバンパーはテッカテカのピッカピカですが、クリアが固まるにつれて、だんだんと艶引きをしてしまうので計算しながら塗装しなければならないのが難しいポイントです。
調色が一番難しいですが……
スペーシアのバンパー板金塗装での修理完了!
塗装が完成したら、乾燥させて組み付けて作業終了です。
塗装する人はこの瞬間が一番緊張します。
塗りなおしか?
こんなことを毎回思っています。実は、調色をしているのに色が変わってしまう事はあります。調色をした時の温度、湿度、腕の動きの速さ、塗り重ね方の違いで少しずつ色の変化が出てしまいます。今回の色はバッチリでした!
スペーシアのヘッドライト修理
ヘッドライト修理はこちらに書いてある方法で修理しました。
先ずは、シリコンオフや、除光液等で緑色の部分を落とした後、耐水ペーパーで傷を落としていきます。ヘッドライト修理の記事
は、600番の耐水ペーパーで始めましたが、傷の具合を見るとそこまで深くはないので1200番の耐水ペーパーでで始めました。
徐々に耐水ペーパーの番手を上げていき、3000番まで番手を上げたら、コンパウンドで磨いていけば目視では傷が見えなくなりました。
スペーシアのバンパー板金塗装、ヘッドライト修理無事終了!
スペーシアバンパー修理、ヘッドライト修理、両方とも大きなトラブルもなく修理完了しました。
納車時は担当の方は不在でしたが、後日、
この様な感じで、お安く修理できる場合があります!
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